前年度の展示会の様子(企画展「久米島紬ー島糸の輝きー」より)
前年度の展示会でアップできなかった記事を掲載させて頂きます。
■平成19年12月1日(土)~1月20日(日)
本展示会は我が国伝統工芸最高の「わざ」重要無形文化財である久米島紬に対する理解を深め、伝統工芸技術の伝承や保護の充実が一層図られることを目的として開催されました。展示会の内容は、久米島紬の歴史をパネルや古文書等で紹介し、伝統的な技術を道具や写真等で紹介しました。中でも本展の目玉展示となったのが、約20年ぶりに「島糸」で織られた久米島紬でした。
以前の久米島は養蚕が盛んな島でしたが、様々な要因により島での養蚕は一時中断していました。それが、約2年前より国、県指導の下、町では当館が窓口となり久米島紬事業協同組合、久米島紬保持団体の協働により、保持団体が中心となって桑の植樹から養蚕、糸取り等に取り組んできました。この一連の活動が実を結び、島で育てた蚕から糸を得て、約20年ぶりに久米島紬が織られたことから、今回、特別に当館で展示させて頂きました。
このことは久米島紬保持団体の手わざの保存・伝承事業の成果であり、見学に訪れた方々からは、「町民にとっても誇らしい」との声が寄せられ、無形文化財とその保存技術に対する関心や理解が更に深まったと思います。
開催初日の1日(土)には、久米島紬を身にまとった関係者が約70名余り出席し、開催式が盛大に執り行われました。また、展示会関連企画として、昨年の作文、エッセイ募集に引き続き「久米島紬にまつわる思い出」について子どもの部では図画作品を、一般の部ではエッセイを募集したところ、島内外から多数の応募があり、厳正なる審査を経て入賞者が決まり、開催式と併せて、表彰式も行いました。会場に駆けつけてくれた入賞者の児童は上江洲均館長より表彰状と副賞が授与されました。
全ての式終了後には、大岳小学校茶道部と町文化協会茶道部によるお茶のお手前披露があり、式典参加者に美味しいお茶が振る舞われました。
久米島紬エッセイ受賞者
◎最優秀賞 山田 多嘉子さん (神奈川県)
久米島紬図画コンクール受賞者
◎最優秀賞 3年 中山 果南さん (久米島町美崎小学校)
優秀賞 3年 仲原 菜摘さん (久米島町美崎小学校)
優秀賞 2年 伊是名 祐希くん (久米島町美崎小学校)
特別賞 3年 祖根 希林さん (久米島町大岳小学校)
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